シリーズ 21世紀の図書館学
黒沢公人の目録規則21
コンピュータ時代に適合した目録規則の登場が登場すべきである。
しかし、難しい問題である。
現代日本語をどのように捉えるか、たくさんの課題があり、それにそって、表記がなされている。
いつかの問題が提示したい。
なぜ、図書館の書名のヨミは、なぜ、図書館では、独特なのだろうか。
現代かなづかいのガイドラインに従っている、
国語の辞書と同じならびにすべきだ。なぜなら、それが、一般
的だから。
”を” ”は” ”へ” も、本来あるべきところにもどすべきだ。図書にそうかいてあるのだから。
どうして、図書館だけ、特別カタカナ50音をつかうのか。
理由があるはずである。
この問題は、ローマ字でも起こる。いったい、訓令式、ヘボン式という問題もさることながら、長音問題も
非常に大きな問題である。
結局、日本国内では、ローマ字が悉く排除されているが、海外でも、多くの和書が目録されており、
それらには、ローマ字化という問題がつきまとう。結局、日本で、なにも定められないまま、
外国の和書目録に落ち着くのかもしれない。
外来語のカタカナ化にも、難しい問題が多い。いったい、どのように統制されるべきなのかという問題も存在するが、
外来語を、カタカナ表記とオリジナル語との乖離がますます進み、日本人にも外国人にもわけのわからない第3の言語
のような言語が急速に拡大している。
なんのための目録規則か
現在の目録規則は、カード目録のため。
目録規則があるが故の混乱
図書に読みは必要か
なぜ、読みは、カタカナなのか
なぜ、読みは、音で表記されるのか ズ、ヅ ジ、ヂ、ヲ、オ、ワ,ハ 問題を問う。
ローマ字は、必要か、不要か
- 和書と洋書の共通目録かの問題
- 今後、図書データが、世界のデータと統合するためには、どうする。
- 和書、洋書の目録規則の不一致の問題
- 海外の図書館システムに、書誌ユーティリティーに取り込まれている和書とはどのように、その図書館システム内 で、整合しているの か。そのことは、日本の目録規則にどのような影響を与えるのか。
- 日本の目録規則不要論。分類体系不要論、件名標目表不要論
- 海外ではどのように和書の目録をとっているのか。
- 海外では、日本目録規則も、NDCも、基本件名標目表もいらない。
- それなら、日本でも、海外のルールで和書を整理することは可能か?
- 海外のデータベースには、和書にLC Subject Heading が付けれている。
- (かつて、ICUも、和書にLC Subject Heading が付けられていたが、遡及という問題を前に
- LC Subject Heading を、和書から除いた。)