黒 澤公人の 個人のための電子図書館

「一次情報ダイレクトアクセス」時代、「検索即閲覧」時代のドキュメンテーションシステムのあり方を考える。

出版不況を救うもの
個人ための電子図書館の登場を


一人の人間が一生涯かかって購入し、読破した図書の電子図書館の構築を可能にすべきだ。
図書は、なかなか捨てることのできないやっかいな代物である。
既に多くの図書が溜まり、処分に困っているというのが、現実である。
その状況を考えて、図書を処分させる仕組みつくりが必要である。
(iPODはそれに成功した。1生涯かけて、10万曲を集める人も、たくさんでるだろう。)
どうように、10万冊の個人のための電子図書館が簡単に構築できるようになれば、図書が、10万冊分売れることができる。
今、図書が売れないのは、図書が、家におけるスペースがないからである。

電子図書館になれば、ディスプレイで図書を読んでしまうという懸念はあるかもしれない。
しかし、人は、便利を好むのである。
東京から大阪まで、歩いてもいけるが、今は歩く人はいない。
電車や飛行機を使うのと同じである。
ディスプレイで図書を読むのが便利になれば、話しはちがうが、たぶん、図書の形態にまさるツールは当分でてこないだろう。
だから、心配は無用である。
読みたいやつは、電車代、飛行機代払って、大阪にいくように、図書にお金を払って購入するのである。
今、購入できないのは、本が邪魔者だからである。
自由に廃棄、リサイクルできるようになれば、図書は売れる。