黒 澤公人の 面白図書館学 あいまい検索の不思議

「一次情報ダイレクトアクセス」時代、「検索即閲覧」時代のドキュメンテーションシステムのあり方を考える。

シリーズ 黒澤公人の面白図書館学 あいまい検索の不思議

日本語 この言語の不思議さに、興味がつきない。
日本語自体があいまいな言語なのだ。

しかし、このあいまい検索という存在は、日本語の検索システムでは、重要な問題をもっていると思う.
この検索機能こそ、日本語検索の必須機能であるといってもよいのかも しれない。

英語にも、語尾変化というものも存在するし、センテンス中の単語の位置の検索などといった、さまざまな検索が工夫されている。しか し、それを表すことは、 かなり、限定されやすい。

しかし、日本語は、表記が自由に扱うこのできるどう考えてもユニークな言語である。
”日本語”を” にほんご”、”にっぽんご”と表したりできる現実に対応できる必要がある。

さて、このようなあいまい検索は、一企業の個人の発案と努力で実現するものではなく、国家事業として、日本語の検索とはどのようなも のなのか、文部科学省 は考えなくてはならない。

漢字の旧漢字、新漢字の問題。
ひらがな表記、カタカナ表記の問題
外来語表記の問題(ルネッサンス、ルネサンス)
外国人名の問題(中国人、韓国人の読みの問題、ビンラービンをどのように表記するのかという問題)
概念の変化の問題 (BSE,狂牛病)
日本語の読みの問題 (日本は、にほん、にっぽん、 国立は、こくりつ、くにたち)
ローマ字の訓令、ヘボンの問題。 (文部省と外務省の表記の違い)
年号の問題 平成12年と検索したら、西暦でも検索できるようにするとか。

日本語変換ソフト(ATOK,IMEのような) いろいろなソフトに使えるフロントプロセッサのようなソフトが登場するといいです ね。 


絶対、日本語には、あいまい検索が不可欠だ。
すでに、実用化しているのかも、しれないが。。