黒澤公人の面白図書館学事始め

「一次情報ダイレクトアクセス」時代、「検索即閲覧」時代のドキュメンテーションシステムのあり方を考える。
シリーズ 黒澤公人の面白図書館学 事始


面白図書館学 事始


さあ、はじまり、はじまり。  


目録規則を読んでみよう。面白いことにぶつかります。
分類表を読んでみよう。不思議なことにぶつかります。

そして、コンピュータにいろいろやらせてみるけれど、出来ないことだらけで、
あたかもやったようにみせかけて、済ませています。

そこで、ちょっと、裏からみた、面白図書館学を書いてみたいとおもった次第です。

それは、知識とか言語への格闘の歴史でもあるように思います.
日本語のもつ、不思議な魅力と曖昧さは、人間泣かせで、コンピュータ泣かせです。

こんな言語の世界にどっぷり、浸っていて、平気に生活している日本人は、世界の言語空間のなかで
とんでもない民族なのかもしれません。

その言葉を、やたらに、いじりまわして、平気で、捻じ曲げ、駆使して、つなぎ合わせて、これほど、言葉遊びのすきな民族もないかもしれませ ん。

そんな言葉に、秩序と静けさを与えようとする、目録規則の”妙”を楽しもうではありませんか。

しかし、日本語はまるで、得体のしれないありの群れ。
だれが、隊長か、だれが、指揮をとっているのか、わかりません。
しかし、どこかへとすすんでいるのです。

さあ、図書館学の不思議な世界へおいでください.

                          10/15/2001 by kimito