黒 澤公人の図書館システムの機能  システムの移行

「一次情報ダイレクトアクセス」時代、「検索即閲覧」時代のドキュメンテーションシステムのあり方を考える。

黒澤公人の図書館システムの機能  システムの移行

図書館システムが、コンピュータで、動くようになった、30年あまりが経過した。
その間、実に、10回近くのコンピュータが更新されていった。
コンピュータ化進めば進むほど、システム停止期間は少なくなり、クイックチェンジをして
いく必要がある。
2002年4月 銀行システムの統合、切り替えに大トラブルが発生したが、最初のシステム導入の時には考えられない、システム移行に は、様々な問題がつい てまわる。

高度にカストマイズされたシステムは、次のシステムに継承することは難しくなる。
数度のシステム切り替えをおこなうと、実は、ほとんど単純化された機能しか残らなくなり、カストマイズされた部分は、必然的に、欠落 する。
 システム選定権を図書館が持つことは難しいので、不本意のシステムでも、運用しなければならない。
 プラットフォームの大変換、情報技術の発展にともない、一つのシステムを長く使うことが難しくなった。
 本来なら、一つのシステムを情報環境に適合しながら、バージョンアップを繰り返しながら、何十年でも使いながら、本当に、図書館と そのシステムが一体化 していくようなシステムの形成がされることが、一番望ましい。バージョン 32 とかバージョン 180とかいいながら、100年、 1000年使えるのが 一番いいのだが、コンピュータ自身も、常に変わり行くものであるし、今の全盛のシステムも、いつなくなってしまうのかもわからないの が現実である。
 
 現在は、図書館システムが、業務を限定し、いろいろな特色を捨てさっていくといった現実を引き起こしていくようにも思う.


図書館システムを、本当に長期にわたり、利用する方法を私たちは考えなければならない。
また、他のシステムに変更する場合でも、簡便に変更できる方法を考えなくてはならない。いままでの蓄積したデータを、次のシステムに 継承していく方法を、 確立しなければならない。

学術情報センターに先行した多くのシステムが、いままで蓄積したデータ形式を捨て、違うデータフォーマットに移行したり、データ フォーマットの共存など、 いろいろな方法が取られていくが、いままでのやり方を変えるというのは、あまり、世界的に例のない、システム移行であろう。

ICU 図書館のコンピュータ経歴

ICU図書館が使用してきたコンピュータ名
IBM1130
TOSBAC40
IBM370-115
IBM4331
IBM4341
VAX3900
ALPHA2100
DS10
NEC EXPRESS

パソコン名も書きたくなったね。
PC98 シリーズ
IBM5550
IBM PS/55
PanaFacom
SONY QuterL
MAC LC
PowerMAC 6100,6200,9100,7500
iMAC
TOSHOBA 3100,3200 SV1000
DELL
PowerBook
DIGITAL celebris
TOSHIBA NOTOBOOK
SHARP MEDIUS

プリンターも書いてもいいかしら
EPSON LP8000,8400,82000C,1000,VP
CANNON A404 B40,
RICOH   SP10S,NX510,IMAGIO
OKI     803,903
HP


このほか、ハンディスキャナー、磁気カード、バーコードプリント、
CD-ROMサーバーも作ったなぁ。

そこから、どれほどの、コンピュータを使っていくことになるのかしらね。
そうゆう、現実の中に、図書館システムが存在している。

ハードを中心の述べたけど、これからは、システム同士の結びつきがますます
つよくなる。