黒 澤公人の コーヒーブレイク WWWは、やっはり蜘蛛の巣

「一次情報ダイレクトアクセス」時代、「検索即閲覧」時代のドキュメンテーションシステムのあり方を考える。

黒澤公人のコーヒーブレイク

WWWは、やっぱり蜘蛛の巣。

世界中に張り巡らされたwww.ワールド、ワイド、ウェブ。

蜘蛛の巣のごとく、世界を覆う。

図書館システムをコンピュータで管理するようになって、20数年。

必要に応じて、ケーブルが引かれて、複雑になってきた。

床の上や壁を、ケーブルがひかれて、その先がわからなくなってきた。

追いかけると部屋の隅にまるめて、放置されたケーブルの束。

新しく図書館にきた課長に聞かれた。

「これはなんだ。」

「図書館のワールド、ワイド、ウェブです。」

世界中のオフィスに張り巡らされたケーブル。数年で、その形式もかわり、2重、3重にケーブルが引き回されている現実があるのでは ないか。

そのような実態をみているネットワーク担当者たちには、WEBは、決して、言葉の遊びを越えて、WEBなのだと思った。


その後。
ネットワークのケーブルの整理をしながら、クモの巣の話をしながら、不要なケーブルを引き抜こうとすると、どれがどれだかわからな い。
クモの巣みたいでしょうと、言っていたら、クモが怒っている姿が見えてきた。
クモ曰く。

「私の美的センスも知らないのに、良く言うね。」
「私の巣は、芸術的、力学的に、優れた構造なのよ。あんたたちに、ぐちゃぐちゃケーブルと一緒にされたら迷惑よ」


まったく、そのとおり。
失礼いたしました。